ネットで見たネタを自慢気に語る人間がいるわけですが、こういうジョークは流行に関係なく1年に2人くらいドヤ顔で語る奴と遭遇します。
世界には10種類の人間がいる。2進数がわかる人間と、わからない人間だ。
解説が必要ですか?10進数でいう「2」は2進数で「10」と書くので、このネタで笑える人は前者、笑えない人は後者だということです。
また、このジョーク自体が、この文章が言及する2種類の人間の判別法となっているというところもよくできています。
ネタとしてのおもしろさと別に、聞き手を含めた自己言及的な文章というのは非常に興味深いものですが、
実はこのネタには続きがある、というお話です。
2進数バージョンを他人に言われた直後に次のバージョンを続けて言って、笑ってもらえなかったら残念ながら彼(彼女)はこのジョークの面白さを理解していないと判断できます。
世界には10種類の人間がいる。3進数がわかる人間とわからない人間、それから2進数のことだと勘違いする人間だ。
解説とか無粋なことをするべきではないのでしょうけど、10進数でいう「3」は3進数で「10」なので、
- 3進数を理解している人間 →このジョークで笑う
- 3進数を理解していない人間 →このジョークで笑わない
- 3進数を2進数と勘違いしている人間 →「3じゃなくて2の間違いじゃない?」と見当外れな指摘をする
このジョークによって、やはり言及されている3種類の人間を判別できます。
是非おためしあれ。
P.S.
英語のページのリンク載せときます。
10 Kinds of People in the World - GNU Project
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